ksukefukushima.blog

2006/08/30

○○○○○○○_PROMOTION

KOTOBUKI_PROMOTION(岡部友彦+福島慶介+川瀬浩介)に続いて次回の都市再生ムービーのプロジェクトが動き出しています。

寿のときは、岡部友彦が代表取締役の一人であるFunneybeeがやっているYokohamaHostelVillageプロジェクトを中心に紹介していましたが、今回もムービーのみならず街づくりの提案もしつつ・・・という形になりそうです。

実際これからどうなるかはまだ分からない状況ですが、良い提案と面白いムービーを作れればなと。
こういうスタイルは僕等のこれからの活動のメインになると思うので頑張っていこうと思っています!


2006/08/29

populouscape.comリニューアル!

PopulouSCAPEのホームページがリニューアルされました!
制作者はversion1からのメンバーであり、映像ディレクターでもある岡部友彦です。

しばらく更新されていなかったpopulouscape.comですが、これからは随時更新していきます。
今後ともPopulouSCAPEをどうぞよろしくお願いします!



<関連サイト>
http://www.populouscape.com

2006/08/26

KOTOBUKI_PROMOTION@openArt

KOTOBUKI_PROMOTIONopenArtのサイトにて掲載になりました。
これまでのウェブ掲載の中で一番大きなサイズで見れるので見応えあります。
ただし、回線やマシンのスペックによって再生がスムーズにいかない場合があるようです。

原因はノイズ部分なのだけど、僕的にノイズは寿の映像を作るに当たって欠かせないと思っていたので再生のスムーズさに影響するのはある程度把握していながらも採用しました。
これに関してはいずれ映像表現やその手法についてブログに書こうと思っているのでそのときに詳しく説明しようかと。

サイズは小さいですが
僕のホームページにあるipod版はスムーズに再生されます。


<関連サイト>
openArt
http://www.open-art.tv/main.html
openArt(wmvムービーへの直リンク)
mms://wmt-od.stream.ne.jp/vod09/openart/wm640/00504O_M01.wmv
ksukefukushima.info
http://www.ksukefukushima.info

2006/08/25

PopulouSCAPE in ARS ELECTRONICA 2006

PopulouSCAPEがAustriaのLinzで開催される"ARS ELECTRONICA 2006"のAnimation Festivalで、Prix Selectionとして上映されます。
スケジュールが正式に決まったので報告。

"Prix Selection: Time in Motion"というカテゴリーで, 9/2(Sat) 10:30 - 11:30, 9/3(Sun) 12:30 - 13:30, 9/4(Mon) 15:30 - 16:30の3回流れます。
Animation Festivalの詳しい上映スケジュールは
こちら

近くにお住まいの方、または近くに用事がおありの方、是非ご覧になってきてください!・・・なんていってもオーストリアなのでいないと思いますが。



<関連サイト>
PopulouSCAPE公式サイト。
http://www.populouscape.com
ARS ELECTRONICA公式サイト。
http://www.aec.at/en/index.asp

2006/08/23

建築・都市とミニチュア

最近建築系の書籍で本城直季さんの写真を使っているものをよく見る。
藤森昭信さんの
アレとか、吉村靖孝さんのコレとか。

写真を見て、「なんだこれ?」と思わされた時点で本城さんの術中にはまっているのかな。
「都市のウソっぽさを表現したい」と言って撮る本城さんの一連の写真は、アオリ(レンズに対してフィルムを傾ける手法)を使ってまるでミニチュア写真のよう。

決定的に面白いなと思ったのは「田舎に行って森だけ撮っても全然ミニチュアっぽくならないんですよ。でもそこに小屋でもなんでも、人工物がひとつあるだけでミニチュアっぽくなる。」っていうところ。
つまり自然物以外の人工物は嘘っぱちで、その嘘っぱち無しでは当然嘘っぽいミニチュアライクな写真は作れないと。

建築をやっていると建築・都市をコントロールの効く対象として見ている、というか見たいと思っているので、そういった意味で本城さんの写真は見ていて気持ちが良い。

都市がチェスの駒を動かすかのように自由に計画できるもののように見える。
実際は都市計画なんて中々リアリティを持てない時代なのだけど、建築の力を信じている人間からすると、作られた都市というか作ることが出来る都市、「そうだ都市は僕等が作っていけるんだ」っていう勇気をこのミニチュアっぽい写真からもらえる気がする。
皮肉ではあるけども。


実際アオリを使った写真は過去にも見たことはあるのだけど、神の目線的に都市を見ている写真がメインだっていう点と、そのメッセージ性で本城さんの写真は面白い。

ちょっと違うけどミニチュアの表現はDoCoMoの
ソレでも見られたり、いま建築とその周辺で流行の表現になっている感じです。
ミニチュア的な表現は元々建築との相性が良いのですね。

なぜなら僕等は日頃から模型というミニチュアを作っているのだから。

画像は横浜市中区寿町の通称「センター」の上から撮った写真をちょっといじったもの。
被写界深度の情報が無いとちょっとレタッチが難しいのと、パースが効いている時点で空間の広さがばれるから駄目だなぁ。

<関連サイト>
本城さんインタビュー。写真がけっこう見れます。
http://www.tokyo-source.com/japanese/archives/2005/09/012.html
インタビュー内でも触れられているトーマス・デマンドのサイト。本城さんとは逆のアプローチの写真だけども、こっちの方が建築にとっては馴染みがあります。

http://www.thomasdemand.de/

2006/08/22

KOTOBUKI_DVD

"KOTOBUKI_DVD"は横浜寿町のプロモーションビデオとして制作されたDVDです。
横浜のBankARTからワンコイン(500円)で販売されています。

"KOTOBUKI_PROMOTION"と"KOTOBUKI_SLIDESHOW"という二つの映像からなっています。

2005年制作
Producer:岡部友彦
Director:福島慶介
Composition:川瀬浩介

メンバーは映像作品「
PopulouSCAPE」制作時に出会いました。


「KOTOBUKI_PROMOTION」について

建築や都市のプレゼンテーションの際に、とかく小難しい表現や専門用語が飛び交う場面が多いのだけど、そもそも建築・都市は一般の人が生活している場だということ。
つまり、建築・都市だと言ったときにそういう一般の人達を良い意味で巻き込むプレゼンテーションの工夫が必要だと思う。

KOTOBUKI_PROMOTIONは横浜の関外地区にある寿町を知ってもらうためのプロモーションビデオであると同時に、そこで現在進行中のいくつかの都市再生プロジェクトを紹介しているムービーである。
もしかしたらこの文を読んだだけで興味をそそられない、または失せてしまう人は多いと思うが、それが我々が抱えている問題であり改善すべき点であると感じている。
この映像ではその辺りをどうやって解決していくかといったところが大きなテーマとしてある。
我々はもっと自分たちの住む都市に対して関心を示さなくてはならないと思う。

映像自体が単純に見応えのあるモノになっていれば良いと思いアート的な表現を使ってみようということになった。
そうすれば、都市再生に興味がある人達はもちろんのこと、そうじゃない人達の興味も惹きつけることが出来るのではないかと思った。
学術のフィールドだと、こと「アート」という言葉は無意味なものとして認識されがちだが、人の興味を惹く一発目にアートはとても効果的だと思う。
ビートルズがあれだけヒットした理由の一つに、歌詞は難しい単語や文法を使っていなかったからだという説がある。
つまりアートによって硬い学術をときほぐして一般に発信するということが有効であると判断した。
学術のフィールドに身を置く人間がそのような手法を使うことに意義があると我々は信じている。
事実、これまでの多くの反響からも我々の意図が反映された意見をいただけている。

また、建築は極めて静的で、そのプレゼン自体もこれまでは紙などの静止媒体の上に描かれてきた。
しかし、最近の傾向として音や映像を駆使したプレゼンテーションが多々見られるようになってきている。
「すべての芸術は音楽に嫉妬する」という言葉もあるが、映像や音など融合された建築のプレゼンテーションは必然的な組み合わせだったのかもしれない。
本来建築は「科学と芸術の融合」と言われていて我々もそのように信じている。
その辺りをテーマに今後も活動していこうと思っている。


「KOTOBUKI_SLIDESHOW」

寿町の世界感を感じるvことが出来る映像作品。
「ボクタチハココニイル」というメッセージは寿町の内より聞こえてくる言葉だと思う。

生活保護を受けてこの町のドヤ(簡易宿泊所)に住む人達はその大半が老人であり、日々あても無く町を徘徊している。
しかし彼らは確かに生きている。
昔の恩師が退官前最後のゼミで「なぜ生きているんじゃ?」とおっしゃっていたが、その言葉が思い出される。
この問いに対して「本能」ということ以外にまだ答えを見出せてはいないが、この町の人達はどうなのだろうか。
とにかくこの町には何か「生」の本質的な部分が垣間見える。

寿町はかつての暴力が支配的であった時代とは徐々に変わってきてはいるが、未だに写真や映像の撮影が困難な場所である。
さらに町の深層部には、間違って入り込んでしまうととても危険な場所がたくさんある。
まるでかつてのクーロン城のように。
KOTOBUKI_PROMOTIONでもそうだが、上記の理由で町の全てを写しきれていない部分は否めない。
その危なっかしさはこの町の魅力だし、それに惹かれて来る人間も少なくない。
ルールだけ守ってもらえるのならば是非一度訪れて欲しい場所であるし、こういう町を知って問題意識を感じて欲しい。
これまで隠されていた町を皆に知ってもらいたい。


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<映像のこれまでの主な成果>
2005年 
AppleStoreGinzaにて映像イベント開催
2005年 
「BankART Life 24時間のホスピタリティー」出展
2005年 
BankARTよりDVD発売
2006年 
日本経済新聞文化面掲載
その他各媒体で紹介される。


<関連サイト>
YOKOHAMA HOSTEL VILLAGE
http://yokohama.hostelvillage.com/ja/
NPO法人さなぎ達
http://www.sanagitachi.com/wiki/
Funnybee株式会社
http://www.funnybee.co.jp/
谷津倉智子さんブログ
http://blog.goo.ne.jp/tomoko_y0306
ねたままでしつれいします。
http://www28.cds.ne.jp/%7Eyo-7/
川瀬浩介公式サイト
http://www.kawasekohske.info/
BankART1929
http://www.bankart1929.com

<YouTubeで動画が見れます>
"KOTOBUKI_PROMOTION"
http://www.youtube.com/watch?v=zZzfcz7d1dk
"KOTOBUKI_SLIDESHOW"
http://www.youtube.com/watch?v=d5iIYHp2U_s

<ipod対応ムービーあります>
YouTubeのKOTOBUKI_PROMOTIONは圧縮の関係上見ずらいかもしれません。 下記サイトでもムービー公開しています。 ipodフォーマットに対応しておりますのでお持ちの方は是非。
http://www.ksukefukushima.info/

2006/08/21

PopulouSCAPE@FIBERCITY

東大大学院の大野秀敏研究室のFIBERCITY/Tokyo2050に、共同研究(図版制作)として参加しました。

FIBERCITY/Tokyo2050は2050年の東京を想定しています。
人口減少に伴う都市の縮減を、鉄道駅を中心とした徒歩圏内(r=800m)に誘導しようという計画です。
その際、さらに既存鉄道のライン上に増駅を行うことによって駅間隔を狭めて密度をあげています。

制作した図版はPopulouSCAPEの人口ビル表現で現状と計画後の人口分布を見せるというもの。
特に今回のソースは各町丁目別の人口データという細かいものなので「MicroPopulouSCAPE|マイクロポピュラスケープ」という名前をつけました。
以前
新建築6月号のFIBERCITY特集用の図版として制作したものは埼玉県のみを対象としていたのですが、今回のJA63(9月中旬発売)の同特集用図版では関東一都三県の約25,000ある町丁目の各図形重心に人口ビルを建てていきました。

MicroPopulouSCAPEでは100mキューブ(人口1-100)を単位にしてビルを建てていってます。
PopulouSCAPEで採用していたビルの窓付きマテリアルは、密度の関係上視認性が悪いということで却下し、今回はランダムな色を割り当てることによって視認性をあげています。
図版は既存と計画後の各人口分布と駅勢圏800m円を使って表現しています。
計画後の人口分布に関しては既存の高さに75%かけて、増駅後の各最寄り駅をターゲットに人口ビルが集まっていくアルゴリズムをスクリプト記述にて処理しています。

大野研修士の大島耕平君が用意してくれた数値データをオブジェクト化、ビジュアライズしていったという作業内容でした。

画像は既存(2005年)の状態です。
興味を持っていただいた方はJA63見てくださいね。

FIBERCITYの特集自体130ページ以上もあって、制作した図版は見開きで使っていただけることになっています。

2006/08/20

岐阜県にお住まいの方いますか?

岐阜県で僕がデザインしたラッピングバスが走っています。
このバスはとあるグラフィックデザインコンペの入賞作品です。

建築・都市を専攻している人間として、単なるグラフィックじゃない何かで勝負出来たらなと思い、環境をキーワードにしてみました。
芝を貼って、それ自体がエコであり、バスっていう媒体を使った広告でもある。
それがイギリスの赤いバスのように市民権を得られれば、公共交通依存に誘導できるだろうし街を綺麗に彩るだろう・・・なんていうコンセプトです。

実際の芝生を貼ることは無理なのは分かっていましたが、せめてイミテーションとして人工芝だったら面白かったし、途中まではどうやらそういう話だったらしいんですよね。
結局は単なるプリントアウトになってしまったので、実物を見るとちょっと残念な気になっちゃうのかな。

コンペの審査員は
若野桂(もしのかつら)さん。
NIKEのCMやAIBOのデザインで有名です。
授賞式後の懇親会でたまたま席が隣になったので1時間強、色々話すことができました。
人間的にもアーティストとしても目標としたい人の一人です。

ちなみに話をしている中で若野さんと共通の知人がいることが判明しました。
BIGZAMっていうラッパー。
バスケットボール部繋がりですが昔うちの中学の連中とずっとつるんでました。
地元の知人の中から有名人が出るとなんか嬉しいですねぇ。

岐阜県でバスを見たことがあるといった方は是非コメントください。
来年の2月まで走っているそうなので年内には見に行こうかと。
まだ見てないので、写真とか送られてきたら喜びます!


PopulouSCAPE|ポピュラスケープ

PopulouSCAPEは2005年の愛・地球博のエキスポビジョンの映像コンテンツの一つとして制作されました。
僕はCG全般と、先日発売になった
DVDのエンコードやオーサリングをやりました。
DVDは青山の
スパイラル(株式会社ワコールアートセンター)から発行、新風舎から発売です。

DVD化に関してはもともとハイビジョン仕様で1920pixelの横幅だったものをD1の720pixelに落とすので、けっこう作ってる本人は悲しい状況でした・・・。
HDDVDも当分は普及しないだろうししょうがないなってことで、DVD-VIDEO表記を捨ててエンハンスドDVDという形で、高解像度のmovデータを同梱することで売り物になったかなというところ。
やっぱり高解像度で見るととても見応えがあります。
ちなみに家ではRAID0でHDサイズのH.264圧縮のムービーを楽しんでいます。ウフフ

PopulouSCAPEは今はバージョン3にあたり、バージョン1は六本木ヒルズの「世界都市展」のときに制作されました。
僕はバージョン3からの参加です。
そして、PopulouSCAPE3の第一回の打ち合わせの日、実はその日は僕が博士課程に進学した直後でガイダンスがあったのに忘れて打ち合わせに参加していた・・・。
僕の博士課程はPopulouSCAPEにはじまり・・・??
というちょっと恐ろしいプロジェクトでもあります笑

作品は中々の傑作だと思います。
今後のメディアアートの作品としてはこの作品を越えるものを・・・というのが目標です。

9/16までは横浜の
BankARTで展示をしているので近くにお寄りの際は是非。
また、2006年の
アルスエレクトロニカに招待され、フェスティバルに参加します。


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<関連サイト>
PopulouSCAPE公式サイトはこちら。
http://www.populouscape.com
作曲を担当した川瀬さんのサイトはこちら。
http://www.kawasekohske.info
DVDの購入は南洋堂書店(ウェブショップ)で。
http://www.nanyodo.co.jp/

<YouTubeで動画が見れます>
YouTubeにダイジェスト版アップしてあります。
http://www.youtube.com/watch?v=q7VENxSjDv0

<ipod対応ムービーあります>
ipod対応ムービーが僕のホームページにあります。
http://www.ksukefukushima.info

2006/08/19

ブログ開始しました。

ブログ開始しました。

とりあえずホームページのリンク
http://www.ksukefukushima.info