ksukefukushima.blog

2009/10/04

 小樽市指定歴史的建造物「岡川薬局」の購入とか。


この記事、下書きのままで投稿してなかった汗

ということで、実家の斜め裏にある小樽の歴史的建造物「岡川薬局」を購入しました。上の写真はその内観。
この建物は昭和5年に竣工しているので、そろそろ80年経ちます。当時でいうと超豪華な仕様で作られていて、その後のメンテナンスもあって、今も内部はとても綺麗な状況です。

いま小樽には66軒?の歴史的建造物があるけども、そのいくつかは保存活用に難儀しています。
ここで、何か一つ見解を示せたらと思います。出切れば若い人たちが続いていけるような流れにしたいです。

ちなみに岡川薬局は指定32番目の建物で、僕は今年で32歳。
岡川さんとの出会いというか、お宅訪問から半年以上の時間をかけて調整してきたけど、多分、すでに本一冊かけるくらい、色んな事項がありました。両親の理解と協力にはとても助けられました。

活用の内容だけど軸は、カフェ+ゲストハウス+下宿。
色々マッシュアップですよ。どうも色々見てきたのだけど、ゲストハウスとカフェっていうのは、地域の縁側作りとして有効なんだと思います。

何より、場があるというのが強いと思うので、僕なりに正しいというか、楽しいと思う取り組みをどんどんやっていこうと思います。
事業は、N合同会社の取り組みとして行います。

ということで、今後この取り組みに関する情報は下記のページにて発信していきます。
『旧)岡川薬局日誌』




神戸ビエンナーレの結果が出ました。
http://www.kobe-biennale.jp/compe/container/index.html
審査員奨励賞という賞をもらいました。狙っていた賞とは違ったので無念です。
だけど、国内外含めて398作品中の8番目なので、はじめてのインスタレーション作品としてはまぁまぁなのかなと納得するようにはしています。
道産子の僕にとってはこの「雪」をテーマにした作品はすごく意味があるので、今後もこの作品で色々展開させたいと思います。

今回は、神戸大学大学院博士課程の、YEN DESIGNメンバーでもある山本哲也くんには、設営に際してとてもお世話になりました。また、彼の後輩や知人、そしてこの取り組みに協力・協賛くださった企業の方々には感謝です。



先日、早速岡川薬局で行った森井秀明さん主催の研修会ですが、これまでで一番参加者が多かったということでした。
足を運んでくださった方々ありがとうございました。準備が間に合わなかったので内容はどうかなと思いましたが、僕がこれまで何をしてきて、これから何をしようとしているのか、少しは伝わったのかなぁと思います。
http://blog.livedoor.jp/morii_otaru_weblog/archives/51391690.html





ところで、美人時計とかシーサー時計しってますか?
http://www.bijint.com/
http://seesar.net/
これの小樽版を考えています。

1分一枚とすると、一日1440枚の画像が必要になって大変ですが、24時間、小樽の色んな風景や人を切り取っていければと思います。知り合いが出てくるとか、自分が出るみたいなのってすごく面白いと思うんだよね。
ちなみにまずは、N合同会社+wizabilityで管理・運営しています、小樽の地域SNS「オタルナイず」にて公開を予定しています。





そうそう、やっぱり横浜のY150、とんでもない赤を出しちゃうみたいだよね。
あのタイミングで中田さんが辞職して、衆院選にも出ないってなると、それの責任逃れしか考えれなかったもんなぁ。
いま議会から責任追及がされてるみたいだけど、一切相手してないみたいなんだよね。

これ、説明責任をしてもらわないと、日本のアート戦略だったり、クリエイティブインダストリーに与える打撃はかなりのものだよね。どうして駄目だったのか、そこを明白にしてもらわないと、ただでも難しい文化と経済の接点がちぎられてしまう。
「横浜で駄目なら・・・」っていう雰囲気が出たら致命的だよなぁ・・・。

ちなみに、僕が関わっている群馬県中之条町で行われている「中之条ビエンナーレ」は大きな資本は全然無いのに、アーティスト、地元住民含めた濃密なコミュニケーションが実現されていた。横浜もだけど、今回関わった神戸もだけど、ビエンナーレとかのアート戦略は地元住民がほとんど知らないケースがほとんどでした。さてこの違いは?

これに関しては、公私共に親しくさせてもらっている埼玉大学の後藤和子先生との電話の中でも出ました。
コミュニティーベースのマキシマムのクラスターはどうも、5000人~10000人なのではないか?という感じで、その単位での都市把握が重要になってきているのではないか?ということ。
横浜・神戸と中之条との違いは、圧倒的に人口が違うということ。横浜は360万人、中之条は1万7千人。

横浜や神戸の人たちは、港町ってのもあって、とても寛容で街にもその雰囲気は出てるけど、ある種の肥大があって、色々及んでないのでは?と思わざるを得ません。対して、中之条は、1万7千人ともなると、ほぼ全員の顔を知っていて、好き嫌いに関わらず、付き合っていかなければいけないという状況があると思います。それ故か、ここの人たちはコミュニケーション能力に非常に優れてる印象を持ちました。とはいえ、僕が会話した相手はほんの一握りですが、なんかそういう雰囲気を感じます。

かつて、10万人単位という都市把握がありました。実はPopulouSCAPEもその産物です。
たしかに、10万人都市というのは、インフラが整って快適なのだけど、1万人だって最低限のインフラは整う。
マネー経済から、もう少しマネーが弱くなる経済や、昨今のパラダイムも含めると、より微小なグレインのようなクラスターが単位なのではと思います。




いかん、仕事しないと・・・
万博以来の追い込まれ方をしています汗