ksukefukushima.blog

2009/03/30

サイト名称を公募。とか

小樽雪あかりの路公認SNS「みんなの雪あかり」は、イベント期間外の5月~11月の間は、より日常的に小樽内外の皆んに使ってもらえるように、サイト名称を変えようと思います。

ということでコンペ形式なので、応募してみてください。どなたでも応募可能です☆
些細な賞品ですが用意してますので、是非^^



そして、N合同会社のHPをいじりました。
僕個人のこれまでの活動もここに統合しようかなぁと考え中。

ロゴも新たにデザインしました。
最近ロゴデザインの仕事がちょこっとあって、なんとなく勘がつかめてきた気がします。

例えばこの施設も、施設名とロゴを考えました。
ロゴはまだお目見えしていないみたいだけども。

あと、YEN DESIGNのロゴもね。



昨日、急な坂スタジオで、DAATのときに一緒だった皆さんが公演をするということで見てきましたよ。

岩渕貞太くんの振付・演出ということで、相変わらず彫刻のような体とさわやかなイケメン振りでした!彼のもつ空気感というか、バランス感ってなんかさわやかですね。
そして、ドラマトゥルクの石橋源士さん、神宮前で何か仕掛けているとか。アフタートークでは相変わらずのインテリボキャブラリーが炸裂していました。


横浜にはすごくお世話になったし、遊びに行くと暖かく迎えてくれる感じがしてありがたい限りです。
4月28日からはY150がはじまるし、寿もそうだけどちょこちょこまた横浜に足を運ぼうかと改めて思いました☆

2009/03/26

お寿司屋さんの改修設計と・・・

僕が設計、福島工務店で施工の「銀の鐘6号館改修」がつい先日完成しました。

細かいディテールのレベルでのやり取りがはじめてだったので、共通理解を持つのに一手間ありましたが、お陰で素晴らしい分業の中で完成度の高い改修になりました。
全体的なデザインディレクションと、正面の格子の細かいディテールのデザインを担当し、あとは福島工務店の現場担当、金山さん小沢くんに任せ、さらには大工さんまでの緻密な連携でスムーズに現場が進みました。

オーナーさんもすごく喜んでくれていて、集客ももちろんだけど、このエリアに灯りをともしていくような存在になってくれることを期待しています。

というのも、物件のある堺町通りという場所は、小樽の観光街になっていて、運河を見て、堺町通りでガラスをみて、スイーツなどのお菓子やお土産を買うという場所として位置づけられています。
それ故、お店のほとんどは早い時間にしまってしまうので、夜はちょっと暗いんですよね。

トレノの計画のときもそうだったんですが、観光と地元が乖離してしまってはしょうがないので、重ね合わせがキーワードかなと思っています。
当然収支の問題もあるので、無責任に遅くまで営業しろとは言えませんが、それも仕組み作りだと思うので、N合同会社の方でそういった仕組み作りなども今後トライしていきたいと思っています。



設計の話に戻りますが、実は僕はよほどのこだわりが無い限りは、分業の中で現場の力量に任せたいと思っています。
だって、現場の人たちは設計する人間以上に建築を建てるっていうことを良く分かってると思うんですよ。事実、設計事務所からあがってくる図面が間違いだらけなんて状況は当たり前にあるわけですから。
なので、イメージさえしっかり共有できれば、あとは優秀な現場スタッフに任せた方がロスが少なく精度の高い建築が実現されるんですよね。それはコストにも影響してくる。
にもかかわらず、虚実の矛盾としての主従関係がやっぱり建築界にはあって、実業である下請けさん、そしてそのパッケージをしている工務店が非常に弱い状況に追い込まれています。
(場所と商圏が命な職業を実業として認識しています。)

お客さんの認識の改善も必要だと思うし、それを牽引しているメディアにも問題は感じています。
だって、メディアは「こんなに良い家がこんなに安いんです」もしくは「耐震偽装などの欠陥建築」っていう二極でしかニュースにしないですから。
タマホームのCMで「いい家にはお金がかかる」なんてみのもんたが発言しているのだけど、それはすごく見てて気持ちよかった。
「なんちゃらの匠」をはじめとしたリフォーム系の番組とかって、どう考えてもありえない総工費で、その上設計料の話は出てないしね・・・。


僕はとにかくその悪しき構造を変えたいと思っていて、いまよりも現場優位の状況を作り出したいなと思っています。少なくとも福島工務店の商圏内ではそういう流れにして、実業勝ちの状況を作っていきたいと。

とはいえ、中にはそこまで考えてくれている設計事務所や建築家もいらっしゃいますので、よりよい建築業界のあり方を、そういう人たちと共に模索していきたいなと思っています。


いずれにしても今回の作業で、連携の形が確認できたので、今後もこのスタイルでどんどんこなせていけたらと思います☆

2009/03/18

そろそろ春だ

いまさらだけど、年末二度も雪で足止めくらいました。
冬の移動はもう少し柔軟に考えないといけないなぁと学習したっす。



雪あかりの路

もう終わって1カ月経つけどほんと大変でした。今年は、広報として各会場を撮影したのと、事務局公認という形で「みんなの雪あかり」というSNSを構築しました。
いまは、イベントから離れた期間なので、あまり利用されていませんが、そういう期間はサイトの名前を変えて「小樽コミュニケーション(仮)」なんてものにしようかなぁと。

こんなことや、こんなことをやってみたんだけど、これらを使って、サイト構築・管理・運営費を回収できればなと。利益の半分は事務局に寄付しまつ。
いくらボランティア主導のイベントとはいっても、体力はお金の面になるので、稼げるイベントへ。

「実行委員はボランティアの気持ちをわかっていない!」なんてよく言われて対立構図を描かれちゃうんですが、実行委員もボランティアなんです。金銭的な対価はないので・・・というのをわかってほしいなぁ。



中之条町にて、酒蔵のリノベーション


酒蔵のリノベーションに関わることになりました。

群馬県の新潟との県境に位置する、四万温泉がある中之条町。
平安時代から続く温泉街と、京都を思わせる雰囲気と、小さい町ながら多くの重要文化財があります。
人口は1万7千人ほどなので、好き嫌いに関係なく他者とのコミュニケーションを図らないといけないという、地域特有のコミュニティがあって、それが町の宝になっています。
どういう遺伝子かはまだ見極めれていませんが、新しいものや人に対して寛容な町でもあります。
かつては軍都としても知られていたような町です。

この町では、二年前からアートビエンナーレが行われ始めています。
いずれ詳しく話しますが、商業ベースなトップダウン型のものではなく、コミュニティベースで町民が世代を超えて取り組んでいます。
最近になってようやくアートがコミュニケーション媒体だということが理解をされはじめていて、ここのビエンナーレはそういうった意味でとても良い例を示せるものなのではと思っています。

で、具体的に僕がどういう関りかというと、すでにこの町の再開発計画を担当されている景デザインさんという設計事務所の下請けとして、とりあえず確定しているのは年度内ですが、構想などのお手伝いをする感じです。
ただ、ご存知のように僕は小樽と半分の生活なので、昔から何度もコンペなどを一緒にやってきている東京芸大大学院出身の松葉邦彦と共同作業をすることにしました。



神戸ビエンナーレコンペ「アートインコンテナ」

で、入賞して10月に展示参加します。「YEN DESIGN(イェンデザイン)」っていう所属チームとして一人でやりました。
仲のいいクリエイターたちと集まって、アート作品をたくさん作るためのチームです。
窓口はN合同会社にはなるかもだけど、法人化も部署としての位置づけもなく、なんとなーく自由なチームってことで。

あ、コンペに出した案はいずれちゃんと紹介しますが、工務店クオリティで、提案した空間を見積もると60万くらいはいきそうで、現状の賞金30万では全くの赤になります笑
いい機会なので、協賛金とかお願いできるフォーマットを作っておこうかしら・・・。
とりあえず川瀬さんに音をあててもらえます!うーーー楽しみだなぁ^^

昨年は建築のコンペがあと一歩で空振りだったのが多かったので、今年はがつんと狙っていかないとね。



・PopulouSCAPE 4K

実現するかもっ!もー、64ビットじゃないと計算できないょ?



・お寿司屋さんの改修

小樽でお寿司屋さんの改修の設計を担当してます。
オープンは今日で、一部やりなおす部分があるので19日には完璧な状態になります。
ルーバーでちょっと攻めてみたんで、近々公開します。ここでというより、福島工務店HPN合同会社HPでかな。


札幌のお客さんの住宅リフォームの設計もやらんといかん。
住宅の新築の計画も二つやらないとだし・・・そろそろ人雇いたい・・・。



まぁ、そんなとこかなっ!

といった感じの今日この頃で、出会いの季節を目前にして、別れをはじめとした決算というか清算の時期でちょっとセンチメンタルな雰囲気にさせられますね。あぁ、まわってるなぁって感じ。


そうそう、「なぜ生きている?」なんて言葉を昔、ある教授に問いかけられたことがあったのだけど、当時はよくわからなかったし、いまだってそんなに分かっているわけじゃないけど、なんとなく最近見えてきた。


ここ何年か身近な親戚の不幸が重なったのだけど、「流れの中」にいるんだという認識が強くなった。死んでいく人達もいるけど、新しく生まれてきている命もあって、30年くらいの周期の中、いまこの位置・年齢になってはじめて覚える感覚がありました。

やっぱり、ものすごい絶妙なバランスの中で自由に流れているんだなぁ~~~と。



というか、いまってパラダイムが起きる時代ですよね。
ラビ・バトラ?プラウト主義?クラウドネットワーク?
やっぱり間がキーワードかしら。