ksukefukushima.blog

2007/07/29

Google Maps API

いまウェブを使った都市再生ツールの制作に取り組んでいるのですが、そこでGoogle Maps APIを使っています。
ウェブで実空間を前提にしたサービスならやっぱり地図のインターフェースは必要になってくるし、GPSとかを使った座標情報の一致で情報空間とのマッチングが出来ればモアベター。

Google Maps APIをいじくっていたら昔設計課題のときとかで航空写真の張り合わせにえらい苦労したのを思い出しました。
でかい画面を一発キャプチャーできたらどれだけ楽かなと。
そこでFull HDサイズ(1920x1080)サイズのGoogle Mapを作ってみました。
ドラックじゃなくてクリックするとその場所の座標がでるようにしてあります。

Google Maps FullHD
まぁ、こんなのは初歩的なお遊びですけど・・・。
あ、もちろん地図の使い道は間違っちゃいけません。

ところで「ハマっち!」という地域SNSを使っていますが使っている方いますかね?
いわゆる地域SNSと呼ばれるサイトの横浜バージョンです。
URLにある150ってのは、横浜は開港150周年に向けて色々と盛り上がっていて、このサイトもその一環なのでそこから来ています。
ここではGoole Map上に画像やらを投稿できるサービスがあるので歴史アーカイブ映像の仕事の掲示板として重宝しています。

ただ、地域SNSの目指すところがどの辺りなのかというのがちょっと見えない。
インターネットのグローバル性と、ローカリティがうまく機能する何かが必要なんだろうし、mixiとかのすでにメジャーになっているSNSとの差異化をどうするのか。
ローカルなので、実空間とのリンクがやはりキーになるような気はしますが。
あと、設定持ち越しサービスとかもあるとすでにSNSを利用しているユーザーにとって優しいですよね。

続"LIFE - fluid, invisible, inaudible ..."

レポートするとかいってそのままだったので一応思ったことを。

元々自分の興味として、プロジェクターっていう本来平面に対して二次元的にプロジェクションする機材を、如何に三次元的な表現に変えるかっていう部分があります。
それはプロジェクション面が三次元的なのか、もしくはそれは二次元だけど映像自体に仕掛けがあって三次元的に見えるのか・・・といったような部分。
あと、そういった前提興味の延長の一つに霧がありました。

で、YCAMで見たこの作品だけど、理屈じゃないレベルでのかっこよさはたしかにありました。
おかげで思考作業を途中でやめてぼーっと作品に浸ることが出来たような気がします。
あと、仰向けになって作品を鑑賞するスタイル(これは制作者サイドの意図ではなく、YCAM側の工夫)が効いていたと思う。
逆に言うとそれが無ければ長時間観賞するのは不可能な作品だと思う。
何せ下から見上げるための作品だから。

さて、自分の興味から見た上での作品に対する意見としてはちょっと違うかなと思いました。
というのは水槽の厚み、つまり奥行き方向がもっと開放されていた方がいいというか・・・単純にもっと奥行きがあったらいいなというところでしょうか。
さらに言うと理想は水槽っていう限定された空間じゃないもので出来たらなというところです。
ただ、この作品の厚みですら側面から見たときに、霧の可能性を見ることはできました。
もちろんこれはあくまで僕自身の興味の話であって、制作者側の意図とは違う方向だと思います。

いずれにしても作品は素晴らしかったです。
強いて言えば音の力を改めて実感させられた作品でした。
理屈じゃないレベルで良いと思えるような作品は好きです。
ICCでも今度見れるようなので是非見てみてください。

年末もまたYCAMに行くことになりそうな気配です!