ksukefukushima.blog

2008/08/11

新建築に載りました

UNIQLOCKなんていれてみました。


さてさて、なんと新建築の8月号に福島工務店がお手伝いさせていただいた「サッポロアパートメント」が掲載されました。
http://www.japan-architect.co.jp/japanese/2maga/sk/sk_frame.html
今月号はアパートメント特集で、掲載された工事物件は芝浦の大先輩である納谷建築設計事務所さんからの依頼でした。

納谷さんの描かれた図面は非常に明快でわかりやすく、辻を思わせる十字の共有スペースを中心に環境が形成されていました。
人の気配も、外部からの光も、その共有スペースを中心に広がっていて、住み手同士のコミュニティーにも大変に効果的な工夫がたくさん見られました。
一年、二年・・・と、時間の経過した後でそこがどういった状況になっているのか、非常に楽しみです。

今年は、札幌の有名建築事務所から多くの仕事を工務店で担当させていただいています。
特に、アルクム計画工房さん、遠藤建築アトリエさん、TAO建築設計さん、ヒココニシ設計事務所さんにはお世話になっています。

自社設計もたまにあるので、少しずつちゃんと設計もして、札幌の先生たちに負けないレベルになれるよう頑張らねばと思います。
そしてゆくゆくは僕が設計した物件が新建築に載せてもらえるように。
なんだかんだとやっぱり建築の現場は楽しいです。リアルにものが立ち上がっていく快感は、やっぱりすごく良いデス。


8日は、小樽市から内閣府に出向している木村俊昭さんの意見交換会に行ってきました。
木村さんは相変わらずのパワフルさで、小樽に帰ってきたら楽しみだなぁと。
地域再生の人たちの集まりだったんだけど、ちょっとずつ最近は会う人たちがすでに繋がりのある人たちの知人だったりして、社交的になろうとしている成果がちょっと出てきたかなって感じ。
中でもアフタヌーンソサエティの清水さんは前から会いたいなと思ってたので念願かなった感じ。


ところで、岡部と川瀬さんと取り組んできている都市プロモーションですが、なかなか苦戦しています。
イギリスとかだと当たり前のようにこういう手法が使われていて、もちろんそのクライアントは行政だったりするのですが、かなり成果が上がってる感じですね。
代表的なチーム、紹介します。
squint-opera http://www.squintopera.com/

創造都市っていうのもそうですが、なかなか文化と経済ってのは相反するものだという理解のされ方なんで難しい。
先駆であるオランダも長年かけてやっと、文化局と経済局が共通理解をもてたってのもあるし、時間はかかるんだろうなぁと。
たしかに経済効果が見えない投資ではあるし。

以前、地域再生のシンポジウムを主催した小樽商科大学の先生に「僕で何かできることがあれば」なんて言ったら「君アートでしょ?」と一言で片付けられてしまったのが非常に印象に残っています。

もちろん「アート」の定義が、これまでのイメージとけっこう変わってきているのと、かなり広範になっているので誤解を招きやすいって状況はあると思う。
なぜ都市とアートなのか、アートで都市がどうなるのか・・・この辺りの前提知識と理解がまだまだ足りないんだなぁと思う。


んーそうなると下手にアートとかアーティストとか言えないな。
新しい定義と言葉が必要なのかもしれない。