ksukefukushima.blog

2009/03/18

そろそろ春だ

いまさらだけど、年末二度も雪で足止めくらいました。
冬の移動はもう少し柔軟に考えないといけないなぁと学習したっす。



雪あかりの路

もう終わって1カ月経つけどほんと大変でした。今年は、広報として各会場を撮影したのと、事務局公認という形で「みんなの雪あかり」というSNSを構築しました。
いまは、イベントから離れた期間なので、あまり利用されていませんが、そういう期間はサイトの名前を変えて「小樽コミュニケーション(仮)」なんてものにしようかなぁと。

こんなことや、こんなことをやってみたんだけど、これらを使って、サイト構築・管理・運営費を回収できればなと。利益の半分は事務局に寄付しまつ。
いくらボランティア主導のイベントとはいっても、体力はお金の面になるので、稼げるイベントへ。

「実行委員はボランティアの気持ちをわかっていない!」なんてよく言われて対立構図を描かれちゃうんですが、実行委員もボランティアなんです。金銭的な対価はないので・・・というのをわかってほしいなぁ。



中之条町にて、酒蔵のリノベーション


酒蔵のリノベーションに関わることになりました。

群馬県の新潟との県境に位置する、四万温泉がある中之条町。
平安時代から続く温泉街と、京都を思わせる雰囲気と、小さい町ながら多くの重要文化財があります。
人口は1万7千人ほどなので、好き嫌いに関係なく他者とのコミュニケーションを図らないといけないという、地域特有のコミュニティがあって、それが町の宝になっています。
どういう遺伝子かはまだ見極めれていませんが、新しいものや人に対して寛容な町でもあります。
かつては軍都としても知られていたような町です。

この町では、二年前からアートビエンナーレが行われ始めています。
いずれ詳しく話しますが、商業ベースなトップダウン型のものではなく、コミュニティベースで町民が世代を超えて取り組んでいます。
最近になってようやくアートがコミュニケーション媒体だということが理解をされはじめていて、ここのビエンナーレはそういうった意味でとても良い例を示せるものなのではと思っています。

で、具体的に僕がどういう関りかというと、すでにこの町の再開発計画を担当されている景デザインさんという設計事務所の下請けとして、とりあえず確定しているのは年度内ですが、構想などのお手伝いをする感じです。
ただ、ご存知のように僕は小樽と半分の生活なので、昔から何度もコンペなどを一緒にやってきている東京芸大大学院出身の松葉邦彦と共同作業をすることにしました。



神戸ビエンナーレコンペ「アートインコンテナ」

で、入賞して10月に展示参加します。「YEN DESIGN(イェンデザイン)」っていう所属チームとして一人でやりました。
仲のいいクリエイターたちと集まって、アート作品をたくさん作るためのチームです。
窓口はN合同会社にはなるかもだけど、法人化も部署としての位置づけもなく、なんとなーく自由なチームってことで。

あ、コンペに出した案はいずれちゃんと紹介しますが、工務店クオリティで、提案した空間を見積もると60万くらいはいきそうで、現状の賞金30万では全くの赤になります笑
いい機会なので、協賛金とかお願いできるフォーマットを作っておこうかしら・・・。
とりあえず川瀬さんに音をあててもらえます!うーーー楽しみだなぁ^^

昨年は建築のコンペがあと一歩で空振りだったのが多かったので、今年はがつんと狙っていかないとね。



・PopulouSCAPE 4K

実現するかもっ!もー、64ビットじゃないと計算できないょ?



・お寿司屋さんの改修

小樽でお寿司屋さんの改修の設計を担当してます。
オープンは今日で、一部やりなおす部分があるので19日には完璧な状態になります。
ルーバーでちょっと攻めてみたんで、近々公開します。ここでというより、福島工務店HPN合同会社HPでかな。


札幌のお客さんの住宅リフォームの設計もやらんといかん。
住宅の新築の計画も二つやらないとだし・・・そろそろ人雇いたい・・・。



まぁ、そんなとこかなっ!

といった感じの今日この頃で、出会いの季節を目前にして、別れをはじめとした決算というか清算の時期でちょっとセンチメンタルな雰囲気にさせられますね。あぁ、まわってるなぁって感じ。


そうそう、「なぜ生きている?」なんて言葉を昔、ある教授に問いかけられたことがあったのだけど、当時はよくわからなかったし、いまだってそんなに分かっているわけじゃないけど、なんとなく最近見えてきた。


ここ何年か身近な親戚の不幸が重なったのだけど、「流れの中」にいるんだという認識が強くなった。死んでいく人達もいるけど、新しく生まれてきている命もあって、30年くらいの周期の中、いまこの位置・年齢になってはじめて覚える感覚がありました。

やっぱり、ものすごい絶妙なバランスの中で自由に流れているんだなぁ~~~と。



というか、いまってパラダイムが起きる時代ですよね。
ラビ・バトラ?プラウト主義?クラウドネットワーク?
やっぱり間がキーワードかしら。